いま、キャンパス内や大学周辺には白い花がフサフサになった木がたくさん見られます。通学途中にもありますので気になっている学生さんも多いのではないでしょうか?
ところで、この木の名前を知ってますか?
正解は『ニセアカシア』ですね。和名の別名を『針槐(ハリエンジュ)』といいます。ちなみに学名は『Robinia pseudoacacia』です。pseudo-acaciaというのを直訳してニセアカシアと言うのですね。本当のアカシアとはだいぶ違います
この木は街路樹や砂防用によく使われていますね。でも実は風に弱く、倒れやすい面もあります。私も昔、台風が過ぎたあとにまとめて倒れているのを見て驚いたことがありました。ですので強風の際は近くに寄らないほうがいいですね
近づくと白い花から芳香が漂ってきます。フサフサになっている花を総状花序といいます。花のひとつひとつはマメ科特有の蝶形をしてます。これ、かわいいくありませんか?
この花からは蜂蜜がとれます。もちろんミツバチが集めてきて蜂蜜になるのですが、よくアカシアの蜂蜜って売ってませんか?あれは本物のアカシアではなく、このニセアカシアの花が蜜源になっています。
でも、花以外の葉、果実、樹皮には毒性があるそうですよ。あと幹にはトゲがありますし、近づくときには気を付けてください
ともあれ、毎年この白い花が咲くと夏の足音が聞こえてきます