
研修の様子をお伝えします♪
2024年度の台湾・中山医学大学(CSMU)との国際交流は、2025年3月7日(金)から16日(日)までの9泊10日間にわたって実施されました。今年度は、1年生1名と2年生3名の計4名が参加し、高橋良光先生と中山憲司先生が引率しました。
3月7日、羽田空港から台北・松山空港へ移動し、台湾の地に降り立ちました。翌8日は北台湾の視察を行い、中華民国の総統府を車窓から見学し、中正紀念堂、迪化街、九份、士林市場などを巡りました。9日の午前中には台北101展望台に登り、台北市を一望することができました。午後は台湾新幹線(台灣高速鐵路)で台北から台中へ移動し、夕食はCSMU国際部部長・Kan-Jen Tsai先生のご家族による歓迎パーティーに招かれました。
10日(月)から、いよいよCSMUでの国際交流プログラムが始まりました。午前中はオープニング・リマークが行われ、参加者同士の自己紹介や学校紹介を通じて交流がスタートしました。午後には3年生の分子生物学実習に参加し、ヒト白血球から単純ヘルペスウイルスを抽出し、PCRによって感染の有無を確認する実験を体験しました。夜には中華料理店にて、盛大なウェルカムパーティーが開かれました。

11日(火)は、CSMU附属病院の臨床検査室にある薬毒物検査室のプログラムに参加しました。午前中はChang先生による質量分析に関する入門講義が行われ、中山先生が日本語で補足説明を加えてくださり、内容をよく理解することができました。午後は実際に薬毒物検査室を訪問し、日本でいう科学警察研究所や科学捜査研究所のような業務内容を見学しました。そこではアンフェタミン、アヘン、MDMA、マリファナ、ケタミンなどの違法薬物を毛髪や尿から抽出し、質量分析装置を使って分析を行い、検出された薬物の種類や濃度、使用時期などを警察や裁判所、行政機関に報告しているとのことでした。最後には、確認試験の一部として毛髪検査と尿検査を実際に体験しました。毛髪検査では、5~6cmの毛髪を2mm程度まで細かく裁断する作業を行い、貴重な実習となりました。

続きはまた次回の投稿で!😍