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2023.08.18

佐々木一真助教が臨床工学技士研究発表奨励賞を受賞!!

 

当学科の佐々木一真先生が、第62回日本生体医工学会大会で臨床工学技士研究発表奨励賞を受賞されました👏

研究概要についてお話しを伺いました!

【研究概要】血液透析を必要とする患者様には、バスキュラーアクセス(VA)と呼ばれる血液の出入り口となるものが必要になります。そのVAの管理や機能維持は血液透析患者様にとって必要不可欠であり、非侵襲的に評価する方法についての研究を行っております。これまでに血液透析患者様のVAで発生するシャント音を電子聴診器で採取し、時間-周波数解析によって得られる周波数領域の経時変化を表す正規化相互相関係数RからVA機能を客観的に評価する方法について提案・検討を行っています。これは、シャント音による評価基準がないためです。
 今回は、狭窄形状や狭窄数の異なる病変を有する擬似血管狭窄モデルを作製し、擬似シャント音の測定・分析をするとともに、粒子画像流速測定法を用いた流れの可視化から、狭窄形状の違いがシャント音の音響特性に与える影響について実験的に調査しました。その結果、シャント音の音響特性には血管内の流れが大きく影響しており、径狭窄率と正規化相互相関係数R、乱流を定量化する流体パラメータとの関係からシャント音の発生メカニズムを明らかにできる可能性が示唆されました。
 今後は、実験条件を変更するなどして、さらなる評価をしていきたいと考えています。

 

受賞おめでとうございます🎉
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