5日目，CSMU病院 臨床検査部の毒薬物質分析室のYan-Zin Chang先生から，質量分析（mass spectrometry: MS）に関するレクチャーと実習を受けました。Yan-Zin先生は，尿・爪・毛髪などの生体試料を用いた違法薬物分析研究では台湾の重鎮のお一人です。その様な先生から，午前中はMSの基礎から応用に関するレクチャーを，午後は質量分析装置を用いた実習を受けました。レクチャーは，Yan-Zin先生が英語で，私が日本語で説明するスタイルで行いました。

毒薬物質分析室に設置されているガスクロマトグラフ質量分析装置（GCMS）を分解して，MS装置の心臓部を見せて頂きました。また，電子照射部を取り出して頂き，Yan-Zin先生の指導の下で分解し，組立て直しました！とても高度な実習でした！

6日目は，CSMU病院 臨床検査部 臨床検査室を訪問しました。

検査室に自動分析装置を導入されている韓国メーカーの方から，検査室のシステムに関するレクチャーを受けました。その後，目の前で採血された真空採血管が全自動で運ばれ，それぞれの分析項目に従って，自動で分析されていく様子を見学しました！凄かった！！

そして，微生物検査室も訪問し，微生物同定に朝から晩まで動いているマトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置（MALDI-TOF/MS）を見学しました。


続く・・・😎