2026.09.24

2025年度後期グッドプラクティス表彰において、医療技術学部 臨床技術学科の阿部拓也講師が、2年次後期科目「生理検査学Ⅰ」における教育実践で表彰されました!
「生理検査学Ⅰ」は、心電図、超音波検査、脳波、呼吸機能検査など、臨床検査技師に必要となる生理機能検査の基礎を幅広く学ぶ必修科目です。臨床検査技師国家試験では、生理検査分野から全200問中26問が出題されることから、その後の専門科目や国家試験対策につながる重要な「土台科目」と位置づけられています。
今回評価された教育実践では、学生が「わかったつもり」のまま学習を進めてしまうことを防ぐため、予習・講義・復習・小テスト・個別フィードバック・課題・口頭試問を一つの学習サイクルとして構築しています。授業を「講義をして終わり」とするのではなく、一人ひとりの理解度を確認し、必要な支援まで行うことを重視しています。特に本実践の中核となっているのが、小テスト返却時などに行う「1対1の個別フィードバック」です。小テストを単なる点数評価ではなく、学生との「対話の入口」として活用し、学生自身の言葉から理解不足や誤った認識、疑問点を引き出し、その場で修正する取り組みを継続しています。また、小テストの正答率に応じた段階的な学習支援も行っています。正答率80%以上の学生は通常学習を継続し、60~79%には任意課題、60%未満には必須課題を課すなど、学生の到達度に応じて支援方法を変えています。提出された課題についても、添削やフィードバックに加え、口頭試問を行い、「自分の言葉で説明できる」状態まで理解を深めることを目指しています。
こうした取り組みは、4年次の全国模擬試験の結果にもつながっています。新カリキュラム移行後、生理検査学分野では全国模試すべての回で全国平均を上回り、科目別順位では上位にランクインしています。
阿部講師は、生理検査学Ⅰを単独の科目として捉えるのではなく、1年次の基礎教育から3年次の専門科目・実習、4年次の国家試験対策へとつながる「4年間一貫教育」の中で位置づけています。一人ひとりの理解度に応じた支援を通して、学生が「わからないまま」「間違ったまま」先へ進まない教育を実践しています。
臨床技術学科では、今後も学生一人ひとりの成長を支え、臨床現場で活躍できる臨床技術者育成に向けた教育の充実に取り組んでいきます!